【CFP試験】2018年第2回・相続振り返り

CFP|酒井FP綜合事務所

2018年11月18日、CFP®試験の最終課目は相続。受験されたみなさん、本当にお疲れさまでした。かなり細かい条件まで問われる内容が多く、できた!と思っていたのに誤答だった。。。ことも多々あるんじゃないでしょうか。

FPかずくん | 酒井FP綜合事務所

問1 相続分など民法に関する知識 7問とりたい!/9問中
はじめは、これまでと変わりない民法に関する出題です。相続分やその修正事項、遺言などについての知識を問われる内容でした。問題6では相続の放棄、問題9では認知について、やや突っ込んだ内容まで理解しておく必要がありました。

問2 遺言・成年後見 2問とりたい!/5問中
遺言についての基本事項は理解しておきたいところですが、遺産分割協議や法定後見については細かいことまで理解しておく必要がありました。また、流行り・・・とまでは言いませんが、問題12では信託についての出題がありました。家族信託、民事信託については今後、日本社会を反映した大きなテーマとなることですから理解を深めておきたい内容です。とはいえ、これまで出題が少なかった部分ですので、正答できなかった方が多かったのではないでしょうか。

問3 相続税の課税財産 4問とりたい!/5問中
相続税の課税対象となる財産ってどのような条件がありましたか?それぞれの財産に対して、どのような非課税枠の適用があったのか?基本事項に忠実に回答すれば着実に得点できた内容かと思います。ついうっかり、、、ということもありますが、できるだけ得点しておきたい標準的な出題でした。

問4 相続税の計算 2問とりたい!/3問中
相続税の税額を計算する出題です。基礎控除額、相続税の総額、そして贈与税額控除と、基本問題が並びました。問3に続いて、大きな得点源となった出題です。家族の設定がやや複雑だったため、相続税の総額を算出する際の”課税遺産総額の仮按分”に苦労した人も多かったかも知れません。しかし、仮按分では税法上の相続人ということが分かっていればすぐに回答できたと思います。また、生前贈与における贈与税額は、特例適用なのか一般贈与なのかの判断ができれば容易な内容でした。

問5 相続対策 1問とりたい!/3問中
かなり、、、ひっかけ要素の高い出題でした。過去問で繰り返し演習していたかどうかで、大きな差が出る内容でした。単純に課税財産の金額を計算するだけでは事が足らず、対策前後で、どれだけ”控除額の差”を生じるかをきっちり把握していることが大切です。従前はいくら控除されたのか、対策後の非課税枠がいくらなのか、、、一覧表など作って、混乱しないように解答する必要がありました。

問6 相続税の申告・納付 3問とりたい!/4問中
基本事項を問われる内容でした。選択肢の一部は、かなり細かい内容でしたが、その他の選択肢が正しいのか誤りなのかの判断ができれば、必然的に正答を導くことができる内容だったように感じます。問題28の連帯納付については、最近出題されることが多いですが、今回はかなり詳細な部分まで問われました。

問7 贈与税 3問とりたい!/5問中
基本的な計算問題、各種控除・非課税制度の基本知識を問う内容でした。特例を受けるための要件や、贈与財産の評価方法については、これまでの出題とほぼ同様の内容でした。暦年課税の場合には、基礎控除110万円を忘れていませんか?・・・うっかり忘れてしまった場合の選択肢がちゃっかり用意されているのが、やらしいです。

問8 不動産の評価 0問かも/3問中
かなりの知識、問題文の読解力を求められる出題でした。ここまで問うか?と思うレベルの出題でした。問題36と問題37は、両方とも正解できるかそうでないか、条件が連動している内容でした。出題としてはイマイチですね。。。不動産ってどのように評価するのか、基本中のキホンをどれだけ正しく理解しているかが問われました。

問9 金融資産の評価 1問とりたい!/2問中
預金の評価については、よくよく考えれば正答できる内容でした。一方、生命保険契約に関する権利については契約者貸付をどのようの評価するか、、、かなりマニアックな出題でした。契約者、被保険者、受取人の関係によっては、契約者貸付の評価は全く変わります。今回の出題では、なぜ貸付額を控除の対象としないのか、、、よくよく理解しておく必要があります。

問10 国外財産の評価 3問とりたい!/4問中
これまでと同レベル!と言いたいところですが、問題42は(やや条件不足な感じもしますが)深いところまで、時間の流れを確認する必要がありました。ま、正答できなくても仕方ないかな、と思います。その他3問は正答しておきたいレベルの出題でした。

問11 事業承継 3問とりたい!/7問中
自社株の評価については、いずれも得点しておきたい計算問題でした。その他、財産評価(評価の引き下げ)について、税制改正による知識の更新が必要な内容でした。過去の出題で理解を深めていれば容易に正答できる内容でした。今後も、相続対策・事業承継についての出題は大切な内容ですので、これを機に理解を深めておく必要がありますね。


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