【CFP試験】2018年第2回・不動産振り返り

CFP|酒井FP綜合事務所

2018年11月に行われたCFP®試験の振り返り、2科目めは不動産です。他の科目と比較すると、文章題が非常に多いのが不動産の特徴です。全ての問題を丁寧に読んでいるとあっという間に問題を解く時間がなくなってしまうので、過去問を何度も行うことで出題傾向を把握しておきたいところです。

FPかずくん | 酒井FP綜合事務所

問1 土地活用 4問取りたい!/4問中
いつもどおりの出題でしたが、今回は賃料月額や空室率を求める際に行う計算がとても易しい内容でした。設例をしっかりと読んだうえで、落ち着いて解答すれば正答できます。借入金の返済方法が『元金均等返済』か『元利均等返済』については注意が必要です。事業収支表の各項目をきちんと埋められるように、何度も過去問を解いておきたいところです。

問2 不動産投資 3問取りたい!/4問中
こちらもいつもどおりの出題でした。問1に比べると比較的に短い時間で解ける問題です。まずはここから解き始めるのも良いかもしれません。たとえば、まず複利現価率を求めてから、上から順に解くと解答時間が短縮できます。複利現価率と割引率の違いを理解していれば難なく解ける問題だったように感じます。3問目に関しては数学の問題です。(イ)を埋めるために計算した数式を使って(ア)を求めます。数学が苦手な方は他の部分で得点を狙うのがよいですね。

問3 不動産の価格(鑑定評価) 1問取りたい!/3問中
もはや定番の出題となっている更地価格を求める問題ですが、地域要因比較が少し難しいように感じました。こちらは”各条件について求めた評点”を遣って、『甲土地に比べて取引事例地はどうだったか』を求める問題です。取引事例地は甲土地よりも優れいているのか、劣っているかを評価する問題なんですよね。評点格差ってなに??と思った人は、過去の類似した問題を回答しておきましょう。他の2問については効率的に得点できる問題ではないので、得点できなくても良いと思います。

問4 広告、媒介契約・建物状況調査 2問取りたい!/4問中
いつもの出題に加えて時事問題が出題されていました。はじめの2問はよく出題されている問題だったので得点しておきたいところですが、残りの2問についてはとても深い出題だったので得点できなくても仕方がないですね。

問5 登記・諸問題 4問取りたい!/4問中
定番の問題が多く出題されていました。過去問を何度も解いている人には簡単な出題だったかもしれません。確実に得点しておきたいところです。

問6 売買契約 2問取りたい!/4問中
よくある出題でしたが、条件がやや細かい印象を受けました。契約する相手が個人なのか法人なのか。瑕疵担保責任ってどんな責任でしたかね。知識の更新をお願いします。

問7 建物賃貸借(借地借家) 3問取りたい!/4問中
契約における基本的なルールを理解していれば得点できる出題でした。解ける問題の取捨選択ができる人は時短につながる問題でしたね。

問8 筆界特定制度・借地権 2問取りたい!/3問中
設問がややこしく、少し読み込む必要のあった出題でしたね。設例をパッと見て気づけることが必要だと感じました。

問9 建築基準法、土地区画整理法、都市計画法 2問取りたい!/4問中
2016年第1回試験以来の出題となった連たん建築物設計制度。初めてこの問題を見た人も少なくないはずです。当事務所の試験対策講座でも触れているように、何年かに一度出題される問題です。解き方さえ知っていればさほど難しい問題ではありません。他の問題については、どれか1問解けると他がラクになる印象でした。
気になる人はこちらをご覧ください→【連たん建築物設計制度の解き方

問10 取得時の税金 2問取りたい!/4問中
基本的な出題と悪意のある問題が混在している出題でした。他の部分で得点できるなら覚えなくてもいい出題ですので、余力があれば学習していると良いでしょう。とはいえ、問37は必ず得点しておきたいところです。

問11 居住用財産の譲渡 2問取りたい!/4問中
こちらも定番の出題でしたが、苦手としている人が多い箇所でもあります。それぞれの特例についての要件を覚えておく必要があります。また「相続財産に係る譲渡所得の課税の特例」にかかる土地の取得費加算についても、最近は定番ですので、ぜひとも理解しておきたい内容です。

問12 借地権と所有権の交換 2問取りたい!/3問中
いつもどおりです。借地権と所有権の交換については、時間がかかるので捨てても良いですが、ほかの2問については標準レベルの出題だったので得点しておきたいところです。

問13 有効活用(等価交換) 3問取りたい!/4問中
またまたいつも通りの出題。効用積数については、ひとまず解き方さえ理解すればパズルを解くように簡単に得点できます。何度も過去問を解いて問題に慣れるか、当事務所オリジナルの過去問解説テキストを参考にしてくだされば得点できるようになります。

問14 不動産関連情報 捨ててもいい!/1問中
時事問題については出題範囲が広すぎるので、捨ててもいいと考えています。ただし、FPジャーナルなどで特集を組まれた
もの(今回は「平成30年版土地白書」でしたね)については、得点源を増やすことに繋がるので目を通しておくとよいでしょう。


勝手に予想合格ライン:31点


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