「平等は不公平」で「公平は不平等」である(18)租税の公平性

「平等は不公平」で「公平は不平等」である | 酒井FP綜合事務所

日本で導入されている税金のほとんどは”公平”という考え方で導入されています。税金においての公平には”応益”負担の原則、そして”応能”負担の原則があります。

●応益負担
得た利益に見合った税額を負担する方法これは商売から生じる利益ではなく、提供を受けたサービスから受ける利益です。医療・介護・福祉サービスで、所得に関係なく受けたサービスの内容に応じて対価を支払う必要があります。自治体によっては健康保険料ではなく、保険税と称しているところもありますよね。ほかにも税金で言うと、
消費税、固定資産税、事業税、石油ガス税、印紙税、自動車税、森林税などが該当します。

●応能負担
対して応能原則は支払い能力”どれだけ納税できるか”に応じて課税するものです。高額の収入がある者ほど税率が高い”累進性”、所得が多いほど税額が高くなるが所得に対して平等な割合を納税する”比例性”、どのような家族構成になっているかなど”個人の事情”を考慮することで公平性を担保しています。税金では、
所得税、法人税、相続税、贈与税などが該当します。

FPかずくん | 酒井FP綜合事務所
そりゃそうだ・・・儲かったし。。。と思える税金が応能負担であるのに対し、「なんで払わないといけないのか。。。」と考える税金があるのは、応益という考え方に抵抗があると言えます。応益負担なら”節約”すれば節税につながりますが、どうしても節税できない場合があります。それが消費税です。

消費税は、応益というよりは”どうしても必要なことにお金を支出している”のに課税対象となることに理解できないといます。応益負担というよりは平等負担となっているからです。日本ではこれまで、応能負担を重視した課税体系を形成してきましたが、高度経済成長以降に、さまざまな形態で応益負担を取り入れてきました。しかし近年は応益というよりは平等負担を求める傾向が強くなり、度重なる改正で”消費増税”がクローズアップされるようになりました。それはひとえに、低所得者にも平等に課税を求める仕組みだからです。

平等という仕組みは日本人には馴染みません。それは公平を重んじてきたからです。権利は平等であるべきで、納税(支払いなど)は公平であるべきです。

FPかずくん | 酒井FP綜合事務所

▼ 平等と公平シリーズ・ブログ
「平等は不公平」で「公平は不平等」である | 酒井FP綜合事務所

▼ セミナーでお金と心の関係を学んでみませんか?
お金に関する心の取扱説明書 | 酒井FP綜合事務所