知ってトクする!お金の知識①保険のハナシ

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柳川です。先日、自宅から最寄駅へ向かう途中の大きな交差点で死亡事故がありました。※TVのニュースにも取り上げられていました。

青信号で進行していたタクシーが、信号無視をした通行者をはねたそうです。運転手は「よそ見をしていた」とのこと。交通のルールを守って運転をしていてもちょっとした不注意で人を殺めてしまった事故でした。また、今回の事故現場は、交通量が多く事故も多発する場所です。被害者は泥酔状態で自転車に乗って赤信号だと気付かずフラフラ~と横断したことも考えれます。報道はなかったのであくまで推測ですが、どこに原因があったのかわかりません。しかし法律上は、自動車を運転していた加害者側の過失が高くなるケースがほとんどです。運転者は”つい”や”うっかり”のない運転を心がけ、通行者は周囲に注意して欲しいと心から思います。

さて、私が気になることは損害賠償(保険)です。そもそも保険は、将来の偶発的な事故などの場合に備えて前もって少しずつ費用を負担することです。保険事故が起こった場合に保険金がおりる『心やお金の救急車』です。今回のケースは自動車事故での賠償について考えます。ポイントを押さえておきましょう!

  • 自動車損害賠償責任保険(自賠責)

全てのドライバーが加入しなければならない強制保険です。車購入時や車検時に加入が義務付けられている保険で、人身事故にだけ適用されます。支払われる金額の限度額は、傷害で120万円、死亡に対しては3000万円、重度後遺障害に対しては上限4000万円と決まっています。

自賠責保険以外は任意保険です。自賠責保険では補償されない部分の準備ができるので、是非入っておきたい保険です。任意保険には大きく7つ種類あります。

  • 対人賠償保険

乗車中の人や歩行中の人をケガさせたり、死亡させたりしたときの法律上の損害賠償に対し、自賠責保険を越える部分に保険金が支払われます。対人賠償保険の支払対象は対人で、「他人」です!他人とは、運転手、被保険者、およびその父母・配偶者・子以外の人のことですので、身内では保険金がおりません。対人賠償保険は、保険金額に制限がない「無制限」タイプが望ましいです。今回のような死亡事故では対人賠償保険が必要だったと思います。死亡事故にかかる賠償金の平均は1億円にもなると言われていますので、やっぱり任意保険って大切ですよね。

  • 対物賠償保険

交通事故で他人の“モノ”に損害を与えた場合に補償される保険です。補償の範囲は『他人』なので身内の損害に対する補償はありません。例えば、ガードレールに突っ込んでしまったり、相手の車に追突して潰してしまった・・・などです。

  • 搭乗者傷害保険

搭乗者(車に乗っている人)が交通事故でケガをしたり死亡した場合に『過失に関係なく』補償される保険です。搭乗者の範囲は、自動車に乗っている者(ドライバーも含む)全員です。『過失に関係ない』ですから、こちら側に100%の過失があっても保険金が支払われます。事故に遭ったときに、相手の保険で治療費や修理代をまかなうケースが多いですが、搭乗者傷害保険では保険金を請求しても等級が下がらない(保険料が上がらない)ので、請求し忘れないようにお願いします。

  • 自損事故保険

自分の不注意等で単独事故を起こしたり、自分に100%過失がある場合に備えて加入する保険です。単独事故は多いので補償内容を理解しておきましょう。

  • 無保険車傷害保険

事故を起こした相手が、任意保険に加入していない場合や、ひき逃げなどによって事故の加害者が特定できない場合に、相手が支払うべき賠償金の不足分が支払われる保険です。

  • 車両保険

自分の車の損害を補償する保険です。自動車保険の目的が他人の『命やモノ』に対する損害賠償だという考えの方は、加入不要ですが、大切な車を修理したいんだ!という方には必要な保険です。

  • 人身傷害補償保険

自分の過失分も含めて、実際にかかった損害額まで補償される保険です。例えば交通事故を起こして1000万円の損害があり、自分の過失が5割で相手の過失が5割だった場合、相手の対人賠償保険から500万円支払われますが、残りの500万円は自己負担です。このとき、人身傷害保険に加入していれば自己負担額の500万円が受け取れるので、損害の全額をまかなうことができます。この補償範囲の広さから安心感がありますが、保険料が高めに設定されています。
このように、自動車保険には選択肢がたくさんあるので、ご自身に見合った保険に加入する必要があります。運転しない方もいつ、どこで事故に巻き込まれるか分かりません。早期から自分の身は自分で守る。日常生活で必要な最低限の知識は身につけておきましょう!