たった3つの書類で相続トラブルを解決します!(3)

「平等は不公平」で「公平は不平等」である(9)お金は平等に流れない | 酒井FP綜合事務所

代表 酒井和彦 | 酒井FP綜合事務所大切な人が残した財産。引継ごうとする気持ちは分かりますが、いつの間にか、”多い少ない”とか”ズルい”とか、気づけば”勝ち負け”とかいう言葉を発するご家族がおられます。
お金とか財産って、もの凄くひとを動かす力を持っていると感じる瞬間でもあります。
相続とは、ある人の死亡時に、その人(被相続人)の財産を一定範囲の親族(相続人)に無償で財産を引継ぐことです。そこに感情が入ったり、多い少ないでモメるなんて、なんともみっともない。。。単なる維持の張り合い。遺産分割でモメているひとの大半は、相続税がかからない人たちなんです。

《 2つめの書類 》遺言

遺言を残す意味は3つです。

  • 遺産相続争いを回避する
    以前に遺産分割方法を指定しておくことで”争族”を回避できます!
  • 相続の手続きがラクになる
    財産目録などと保管しておくことで、相続の手続きが円滑に進みます!
  • あなたの想いを残す
    自己の生前の希望を、家族や知人に託すことが出来ます。

”相続”問題が”争族”にならないためにも遺言をしておくことは大切です。とくに事業家である場合には、その事業承継をスムースに行うためにも、遺言しておくことが必要です。

FPかずくん | 酒井FP綜合事務所遺言が必要なひとってこんな人

  • 子どもがいなくて、配偶者にすべての財産を残したい
  • 内縁の妻に財産を残したい
  • 稼業を継ぐ子供に財産を残したい
  • 亡き息子の嫁に残したい
  • 大切なひと、お世話になったひとに残したい
  • カワイイ孫に残したい

相続財産を相続できる人は

  • 配偶者(常に相続人)
  • 1.子(子がいない場合には孫)
  • 2.親(子や親がいない場合には祖父母)
  • 3.兄弟姉妹(子や親がいない場合)

に限定されています。どのような場合にも遺言を作成しておくことは必要ですが、特に次のような場合にも遺言を作成しておくことをお勧めします。

  • 家族関係が複雑であったり不仲であったりする場合
  • 法定相続分と異なる割合で相続させたい場合
  • 特定の財産を特定の人に相続させたい場合
  • 事業の承継者に事業に必要な財産(株、不動産など)を相続させたい場合

FPかずくん | 酒井FP綜合事務所こんなことが書けるんだ

遺言内容の一部にこのような効力のない遺言が書かれていたとしても、その部分について法的効力がないだけで、それによって遺言全体が無効になることはありません。遺言事項は、民法ほかの法律で定められた次の事項に限られます。これら以外の事項については、遺言としての法的効力は生じません。

相続に関すること
1. 推定相続人の排除 または 排除の取り消し(893.894)
2. 相続分の指定 または 指定の委託(902)
3. 遺産分割の方法の指定 または 指定の委託(908)
4. 特定の遺産を特定の相続人に相続させる旨の遺言
5. 特別受益の持ち戻し免除(903③)
6. 遺産分割の禁止(908)
7. 遺贈の減殺方法の指定(1034但書)
8. 相続人相互の担保責任について指定(914)相続財産の処分n関すること
9. 財産法人の設立(寄付行為)(41②)
10. 信託の設定(信託法2)
身分に関すること
11. 子の認知(781②)
12. 未成年後見人、未成年後見監督人の指定(839・848)遺言の執行に関すること
13. 遺言執行者の指定 または 指定の委託(1006)
14. 遺言執行者の職務内容の指定(1016①但書・1017①但書)その他
15. 祭祀承継者の指定(897①但書)
16. 遺言の取り消し(1022)
17. 生命保険金の受取人の指定・変更(保険法44①)

遺言者が遺言をするときには、遺言能力を有していなければなりません。高齢になって判断能力がなくなってからした遺言は、相続人の間で、有効無効の争いが起きないともかぎりません。したがって、遺言は、元気なうちに備えとしてしておく必要があります。なお、遺言は制限能力者であるからできないということはありません。制限能力者であっても、遺言するときに意思能力(判断能力)さえあれば有効な遺言をすることができます。

FPかずくん | 酒井FP綜合事務所制限能力者の遺言能力って

  • 未成年者でも15歳になっていれば親(法定代理人)の同意がなくても遺言することができます。
  • 成年被後見人でも遺言するときに、正常な判断ができる状態に戻っているときは遺言できます。ただし、この場合は二人以上の医師の立会いが必要です。
  • 被保佐人、被補助人は、保佐人・補助人の同意がなくても、単独で遺言することができます。

民法には「遺言は、この法律に定める方式に従わなければ、これをすることができないと定められます。その方式を遵守していない遺言は無効です。つまり、「死人に口なし」といったことにならないように厳格に方式を定めているのです。
遺言の方式には普通方式と特別方式があります。

遺言 | 酒井FP綜合事務所

特別の方式は、病気などのために死期の近い者や伝染病のために隔離されている者などに認められた特別な遺言方式です。危急時遺言(一般危急時、難船危急時)、隔絶地遺言(伝染病隔離者、在船者)などがあります。

  • 自筆証書遺言では、できるだけ長期保存に耐えうる用紙を利用する
  • 自筆証書遺言では、全文・日付・氏名を全て自分で書く
  • 自筆証書遺言では、日付は年月日を記載する
  • 加除訂正をする場合は、「第○行3字訂正」などとその場所を示し、変更の旨を付記し、そこに署名した上で、その変更の場所に印を押す
  • 相続財産についてはできるだけ具体的に記載する(不動産であれば権利書や登記簿謄本を参考に、預金ならば金融機関名・支店名・口座番号なども記載)
  • 遺言執行者を決めて遺言書に明記する
  • 費用(葬儀費用・債務・遺言執行にかかる費用など)の負担者とその割合を明記する
  • 不動産賃貸業を経営している場合は、できるだけ事業承継者と敷金を預けている口座の承継者が同一人となるようにする
  • 1つの財産を複数の相続人で共有するような内容の遺言はできるだけ避ける
  • 遺留分を侵害する内容で敢えて遺言をする場合は、遺留分減殺請求される可能性を考慮し、できればその対応策についても言及しておく
  • 遺言書作成後に財産の概況が大きく変わったり相続人が増減したりした場合は、必要に応じて遺言書の書き換えを行う

FPかずくん | 酒井FP綜合事務所遺言は、被相続人のためのもの

あなたの愛する大切な人があなたの死後に相続トラブルに巻き込まれないためにも、必ず遺言は残しておきましょう。遺言は、大切なあの人に対するあなたの最後の愛情表現です。あなたが守りたい大切な人は誰ですか?その人のために、是非今すぐ遺言を準備しましょう!

1. 財産一覧 2. 贈与契約書

Map | 酒井FP綜合事務所お困りごとはこちらへ! Map | 酒井FP綜合事務所お問い合わせはこちらへ!