【教えて!】投資信託って、基準価額をみるの?純資産残高をみるの?

【実録】FPにししの乗り換え大作戦! | 酒井FP綜合事務所

質問・疑問 | 酒井FP綜合事務所投資信託を購入したいのですが、基準価額をみたら良いのでしょうか?それとも純資産残高をみたら良いのでしょうか?


代表 酒井和彦 | 酒井FP綜合事務所>株式投資の場合には株価、債券投資の場合には債券金額、FXなら為替レートが”価格”と呼ばれるのと同様に、投資信託には基準価額と呼ばれる”価格”があります。この価格が高い、安いのよって利益がでたり損したりします。

基準価額は「1万口あたりいくら」で表示されます。ファンドで投資されている株式や債券の時価総額を集計し、株式の配当金、債券の利息をプラスし、運用手数料(信託報酬)を差し引いて、純資産総額(純資産残高)を算出します。この純資産総額(純資産残高)を受益権総口数(投資家全員の口数)で割ると基準価額が求まります。純資産総額の単価(1口あたりの価値)ですね!

(「全部でいくらの価値があるのか」ー「運用の手数料」)÷総口数=基準価額

FPかずくん | 酒井FP綜合事務所う〜ん、、、ってことは、投資信託を売りたいと思っているひと、買いたいと思っているひとの多さとか、いくらで売りたいとか。。。関係ないってこと?

代表 酒井和彦 | 酒井FP綜合事務所その通り!株式の場合には売り手と買い手で価格が決まるけど投資信託(基準価格)では関係ないってことだね。しかも、基準価格は証券取引所の営業が終了してから計算が始まって、翌日に発表されるので、”いくらで買えるのか””いくらで売れるのか”は翌日になってから判明します。

FPかずくん | 酒井FP綜合事務所買うときに”お得”とか”損だ”とかの判断ができないってこと?

代表 酒井和彦 | 酒井FP綜合事務所”お得”=割安、”損だ”=割高などの判断は、投資信託のポートフォリオやアセットアロケーションに組まれている各銘柄の尺度(PERやROE)をみて判断します。しかし、通常は投資家が判断することではありません。

それよりも大切なことは、投資信託の売却時の基準価額が、購入時よりも上がっていることです。ですから長期的にみて基準価額が下がっているような投資信託には手を出さないことです。投資信託の中身は、株式や債券ですから短期的にみれば上下変動が大きくなりますが、長期的にみれば2008年のリーマンショックなどで一時的に基準価額が暴落しても、最終的には高確率で値上がりを期待できます。

投資信託は長期投資に向いた商品ですから、短期的に儲けたいと思っているような方は、株式の個別銘柄に投資することをおススメします。基準価額の日々の価格変動を取り立てて気にする必要はありません

FPかずくん | 酒井FP綜合事務所>ふ~ん、、、じゃぁ純資産残高(純資産総額)を気にしたら良いってこと?

代表 酒井和彦 | 酒井FP綜合事務所>純資産残高(純資産総額)はファンドの価値そのものです。基準価額よりも純資産残高のほうが重要です。投信を買ったあとは、半年か1年に1回程度のペースで、純資産残高を確認することが大切です。

純資産残高はファンドマネージャの力量や報酬によって変化しますが、あなた以外の投資家から集めたお金の量も反映しているので、”投資家がどれだけ注目しているのか”がわかります。長期間にわたって純資産残高が減少している投資信託は、「運用がうまくできていない」プラス「人気がない(解約が多い)」と考えられます。投資から集めたお金が少なくなると、いくら能力のあるファンドマネージャでも運用が難しくなりますよね。

解約が多いと加入口数が減るので、”純資産残高が下がりが、基準価額が上がる場合がある”ので、基準価額だけに注目していると誤解しますよね。

このように、純資産総額が増え続けいる投資信託は”人気”であるため、ファンドマネージャが運用しやすくなります。まずは、純資産残高が数十億くらいある投資信託を選びましょう!

そしてもっとも大切なことです。日本の投資信託は、回転売買(乗り換え)が中心です。平均の加入(保有)期間は1.7年と言われています。これではそもそもの”長期運用”の考え方からズレています。乗り換えを続けた結果、10年保有していたとしても、これを”長期運用”と呼ぶには少し無理がありますね。投資信託は運用のプロであるファンドマネージャに任せているとはいえ、最終的には運用を任せた投資家に責任がありますし、1年に数回は運用状況を確認して、あなた自身が運用しているという感覚でいてください。本当に安定した投資信託であれば、リーマンショックのような大事件が起こった場合に、一時的な総額の下落があっても復活しています。

投資信託えらびのポイント

  1. 基準価額よりも純資産残高(総額)を調べること
  2. 純資産残高(総額)が安定した増額になっていること