【CFPリスク】圧縮記帳の出題はこう解く!

【CFPリスク】圧縮記帳の出題はこう解く! | 酒井FP綜合事務所

リスク管理では、圧縮記帳に関する問題が高い確率で出題されています。圧縮記帳の意味を理解して、圧縮限度額の計算ができるようにしましょう。

法人がその有する固定資産の滅失又は損壊により、その滅失又は損壊のあった日から3年以内に支払の確定した一定の保険金、共済金又は損害賠償金の支払を受け、その支払を受けた事業年度において、その保険金等をもってその滅失をした固定資産に代替する同一種類の固定資産(以下「代替資産」といいます)を取得するか、損壊を受けた固定資産や代替資産となるべき資産の改良をした場合には、これらの固定資産について圧縮限度額の範囲内で帳簿価額を損金経理することにより減額するなど一定の方法で経理したときは、その減額した金額を損金の額に算入する圧縮記帳の適用を受けることができます。
また、法人が保険金等の支払に代えて代替資産の交付を受けた場合にも、その代替資産について、圧縮記帳をすることができます。
なお、保険金等の支払を受けた事業年度に代替資産の取得又は改良ができない場合でもその翌期首から原則として2年以内に代替資産の取得又は改良をする見込みであるときは、圧縮限度額の範囲内の額を特別勘定として経理したときは、その経理した額を損金の額に算入することができます。

国税庁より、保険金等で取得した固定資産等の圧縮記帳に関する法令が示されています。

難しい表現ですね・・・
簡単言うと、会社の大切な資産(自動車や建物)が災害などによって失い、保険会社から保険金を受け取りました。そして、その保険金を使って同じ資産(自動車や建物)を購入します。※代替資産と言います
この時、失った資産の損害額(簿価)よりも、受け取った保険金が多い場合は、差額に法人税がかかります。
しかし、新たに資産を購入しているので、会社の財布からはお金が出ています。いくら保険金によるもうけが出たからと言って税金をかけるのは酷な話ですよね。ですが、国税庁も鬼じゃありません。
大切な資産を失い辛い思いをして、仕方なく新しい資産を購入したのだから、今回は税金をかけません。となります。
つまり、今回は税金をかけませんが、将来新しい資産を売却した時に、税金をかけますね!ということです。これを、課税の繰り延べと言います。
でも国税庁からすると、なんだかんだ税金を取りたいので、今回のもうけを考慮するために、新しい資産の価値を下げます。これを、圧縮記帳と言います。
この出題では、この圧縮限度額の計算ができるようにしましょう!

2017年第1回・問題47

2017年第1回・問題47 | 酒井FP綜合事務所

・火災保険金を受け取る『8,000万円』
・新建物を購入する『5,000万円』
・建物が滅失したことによる経費『500万円』

新建物の帳簿価額(新簿価)は??

ステップ ①
保険金と建物の帳簿価額の差額を出す『4,500万円』

ステップ ②
差額から、新建物の取得費(使った分)と実質保険金(手元残り)の割合を求める『3,000万円』※圧縮限度額

ステップ ③
新建物の取得費から圧縮して、新簿価を求める『2,000万円』

2017年第2回・問題48

2017年第2回・問題48 | 酒井FP綜合事務所

・車両保険金を受け取る『380万円』
・新自動車を購入する『330万円』
・自動車が滅失したことによる経費『20万円』

新自動車の帳簿価額(新簿価)は??

ステップ ①
保険金と旧自動車との帳簿価額の差額を出す『60万円』

ステップ ②
差額から、新自動車の取得費(使った分)と実質保険金(手元残り)の割合を求める『55万円』※圧縮限度額

ステップ ③
新自動車の取得費から圧縮して、新簿価を求める『275万円』

で求めることができます。


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